家を建てる際に候補土地が本当に良いかを調べる方法

家づくりのスタート地点は「土地探し」
でも、見た目の印象や価格の安さだけで決めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった…」という後悔につながることもあります。

実は、土地の安全性や過去の履歴、将来の開発計画などは、自分でも無料で調べられることをご存じですか?
今回は、Modernな木こりの工務店が考える安心できる土地選びのための基本ポイントを、わかりやすくご紹介します。

1. ハザードマップで災害リスクを確認

まず確認したいのが、災害に対するリスクです。
地震や洪水、土砂災害など、その土地がどんな災害に弱いのかを把握しておくことで、安心して住めるかどうかを判断できます。

各自治体や「国土交通省ハザードマップポータルサイト」では、地域ごとの揺れやすさ・液状化・浸水・土砂崩れなどの情報が色分けで見られます。
検索窓に「〇〇市 ハザードマップ」と入力するだけで、すぐに調べられます。

もちろん、災害は想定外のことも起こりますが、リスクを知ったうえで選ぶことが大切です。

2. 土地の履歴をチェックして地盤を知る

その土地が昔どんな場所だったのかを調べるのも重要です。
以前、田んぼや沼地だった場所は地盤が弱い傾向がありますし、工場跡地などでは地中に残留物がある場合もあります。

市役所で古地図を見せてもらったり、図書館で地域の歴史資料を調べたりするのもおすすめです。
また、住所や地名にもヒントが隠れていることがあります。
たとえば「沼」「川」「谷」などの文字が入っている地名は、もともと水に関係する土地である場合が多いです。

地盤がしっかりしているかどうかを知ることは、家の耐久性を守る第一歩です。

3. 法律・建築制限を確認しておこう

土地が気に入っても、「建てたい家が建てられない」ケースもあります。
これは、建ぺい率・容積率・用途地域といった法律的な制限によるものです。

たとえば、「住宅専用地域」ではお店を併設できないこともありますし、道路の幅や接道条件によっては建築許可が下りないことも。
市役所で「都市計画図」や「用途地域図」を確認することで、どんな建物が建てられるかを知ることができます。

建築会社や設計士に相談しながら、法的に問題のない土地を選ぶことが大切です。

4. 生活環境を自分の目でチェック

災害や法律だけでなく、日々の暮らしやすさも土地選びでは大事なポイント。
スーパーや学校、病院、交通アクセスなどの利便性はもちろん、実際に現地を歩いて「朝と夜の雰囲気の違い」「周囲の音・におい」も感じ取っておきましょう。

平日と休日、昼と夜、それぞれで様子を見ておくと、より現実的な生活イメージが掴めます。
また、近隣の方の様子や街の雰囲気も、長く暮らすうえで大切な判断材料です。

5. 土地の価格と将来性を見極める

価格が相場より極端に安い土地には、理由があることが多いもの。
たとえば地盤が弱かったり、建築条件が厳しかったりといった背景がある場合があります。

国土交通省の「土地総合情報システム」では、過去の売買事例や周辺の相場を調べられます。
また、市町村のホームページでは将来の再開発や新駅の計画なども確認できます。
数年後を見据えて、「価値が上がるエリア」かどうかもチェックしておくと安心です。

家を建てる前に、土地の安全性や履歴、法的条件、周辺環境を知っておくことはとても大切です。
最近はインターネットでも多くの情報が得られますが、現地を歩いて自分の目で確かめることも忘れずに。

Modernな木こりの工務店では、土地探しの段階から家づくりを一緒に考え、「この土地にしてよかった」と思える家づくりをお手伝いしています。

安心して暮らせる住まいを見つけるために、まずは土地を知ることから始めてみませんか?

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